Authenticator for iOSおよびAndroidのSecurID OTP認証情報

SecurID OTP認証情報により、PIN（知っているもの）とSecurID OTP（持っているもの）を使用して会社のアカウントに安全にサインインできます。AuthenticatorアプリでSecurID OTP認証情報を使用します。App Storeでは、次のようなアイコンで表示されます。

次の表は、アプリのバージョンアップに伴い変更された用語についてまとめています。

  SecurID 4.0アプリ Authenticator 4.1.5以降のアプリ
アプリケーション名 SecurID トークン
ユーザーインターフェイス ラベル、メッセージ、値 会社ID 組織ID
アカウント 認証情報
トークンコード SecurID OTP
トークン SecurID OTP認証情報
追加 認証情報の追加

新しいユーザーまたはアップグレードの場合：Authenticatorアプリの使用開始

アプリケーションへのサインイン

SecurID OTP認証情報のインポート

SecurID OTP認証情報のPINの設定

SecurID OTP認証情報名の変更

SecurID OTP認証情報の削除

SecurID OTP認証情報に関する情報の表示

一般的な問題のトラブルシューティング

新しいユーザーまたはアップグレードの場合：Authenticatorアプリの使用開始

SecurID OTP認証情報をお持ちですか？ 必要な作業
いいえ、SecurID認証情報を自分の携帯電話にインポートしたことはありません。 『クイック スタート ガイド』を参照して、起動および実行してください。
はい、Authenticator 4.xより前のソフトウェア トークン アプリを使用していて、携帯電話に既にトークンがあります。

トークンがインストールされているのと同じデバイスにAuthenticator 4.xアプリをダウンロードしてインストールします。さらにトークンを追加する必要がある場合は、プラス記号（+）をタップします。

アプリケーションへのサインイン

SecurID OTP認証情報を使用して、VPNクライアントなどのアプリケーションにサインインします。

ヒント：SecurID OTPをタップして、同じデバイス上のアプリケーションにコピーすることができます。

  1. ご使用のコンピューターまたはスマートフォンで、VPNクライアントまたはアプリケーションを開きます。

  2. ユーザー名を入力します。サイン イン画面は開いたままにしてください。

  3. Authenticatorアプリを開きます。

  4. アプリの表示に応じて、次の手順を実行します。

    アプリに「PINの入力」と表示される場合：

    1. アプリにPINを入力します。［送信］をタップすると、パスコードが表示されます。

    2. VPNクライアントまたはアプリケーション画面にパスコードを入力します。パスコードの間のスペースは不要です。

    3. ［OK］をクリックします。

    アプリに次のように表示される場合

    1. VPNクライアントまたはアプリケーション画面で次のいずれかを入力します。

      • PINをお持ちの場合は、PINとアプリに表示されたOTPを入力します。OTPの間のスペースは不要です。

      • PINが必要ない場合は、OTPのみを入力します。OTPの間のスペースは不要です。

    2. ［OK］をクリックします。

    ヒント：下にスワイプしてPINをクリアし、再入力します。

SecurID OTP認証情報のインポート

Authenticatorアプリがインストールされているデバイスに最大10個のSecurID OTP認証情報をインポートできます。どのインポート方法を使用するかは管理者から指示があります。

必要に応じて、管理者からアクティベーション コードまたはパスワードが送信されます。PINを設定しなければならない場合があります。

携帯電話に既にOTP認証情報があり、さらに追加する場合は、アプリの右上隅にあるプラス記号（+）をタップして続行します。

QRコード スキャンを使用したSecurID OTP認証情報のインポート

SecurID OTP認証情報をインポートしてアクティブ化する最も簡単な方法は、スマートフォンのカメラでQRコードをスキャンすることです。

  1. 管理者の指示に従ってQRコードにアクセスします。

  2. Authenticatorアプリを開きます。

  3. ［スタート］をタップしてQRコードをスキャンします。

  4. プロンプトが表示されたら、アクティベーション コードまたはパスワードを入力します。

    これで、SecurID OTP認証情報が有効になります。

URLリンクを使用したSecurID OTP認証情報のインポート

管理者からURLリンクが送信されている場合は、次の手順を実行します。

  1. メール アプリを開き、管理者からのメールを見つけます。

  2. Eメールを開き、ハイパーリンクをタップして、認証情報のインポートを開始します。
    または、URLをブラウザーかアプリにコピーします。

    これで、OTP認証情報が有効になります。

Eメールへの添付ファイルを使用したSecurID OTP認証情報のインポート

管理者からEメールに添付されたファイルが送信されている場合は、次の手順を実行します。

  1. メール アプリを開き、管理者からのEメールを見つけます。

  2. 添付ファイルをタップして開きます。必要に応じて、管理者から提供されたパスワードを入力します。

    これで、SecurID OTP認証情報が有効になります。

SecurID OTP認証情報のPINの設定

必要な場合は、SecurID OTP認証情報をインポートした直後にPINを設定するよう管理者から指示されます。ここに示す手順は一般的なガイドです。具体的な手順は、ITヘルプ デスクから指示されます。

PINを忘れた場合、またはPINが危殆化した場合は、PINをリセットする必要があります。ITヘルプ デスクから指定されたリセット方法に従ってください。

  1. ご使用のコンピューターで、VPNクライアントまたは保護されたアプリケーションに接続します。ユーザー名を入力します。ダイアログ ボックスは開いたままにします。

  2. Authenticatorアプリを開きます。

  3. アプリに［PINの入力］が表示される場合は、以下の手順を実行します。［PINの入力］が表示されない場合は、ステップ4に進みます。

    PINフィールドを空白のままにして［送信］をタップし、OTPを表示します。

    1. ご使用のPCで、［パスコード］フィールドにOTPをスペースなしで入力して、［OK］をクリックします。

    2. プロンプトが表示されたら、4〜8桁の数字を含んだPINを入力します。PINの先頭をゼロにすることはできません。PINを記憶してください。

    3. PINを再入力します。

      パスコードの入力を求めるプロンプトが表示されます。

    4. アプリで［PINの入力］画面に戻ります。

    5. 作成したPINを入力して、［送信］をタップします。

      パスコードが表示されます。パスコードは、PINとSecurID OTPを組み合わせたものです。

    6. VPNクライアントまたはアプリケーションのサイン イン画面に移動します。［パスコード］フィールドに、パスコードをスペースなしで入力します。［OK］をクリックします。

      PINを設定したら、アプリケーションへのサインインできます。

  4. ステップ3を実行しなかった場合にのみ、この方法を実行してください。

    1. VPNクライアントまたは保護されたリソースの画面で、ユーザー名を入力します。

    2. ［パスコード］フィールドに、アプリに表示されているOTPをスペースなしで入力し、［OK］をクリックします。

      アプリに表示されるOTP：

    3. プロンプトが表示されたら、4〜8桁の数字を含んだPINを入力します。PINの先頭をゼロにすることはできません。PINを記憶してください。

    4. PINを入力し、確認のためもう一度入力します。

      パスコードの入力を求めるプロンプトが表示されます。

    5. アプリで［ネクスト コード］をタップします。

      OTPが表示されます。

    6. ご使用のコンピューターで、［パスコード］フィールドに最初にPINを入力し、それに続いてOTPをスペースなしで入力します。

    7. ［OK］をクリックします。

      PINを設定したら、アプリケーションへのサインインできます。

SecurID OTP認証情報名の変更

トークン名を変更して、Authenticatorアプリですぐに認識できるようにしておくことをお勧めします。

  1. Authenticatorアプリを開きます。

  2. 認証情報カードの右上隅にあるメニュー アイコン（...）をタップします。

  3. ［名前の変更］をタップします。

  4. OTP認証情報の名前を入力します。

  5. ［保存］をタップします。

SecurID OTP認証情報の削除

SecurID OTP認証情報は、有効期限が切れた後、または不要になった場合に、スマートフォンから削除できます。

  1. Authenticatorアプリを開きます。

  2. 認証情報カードの右上隅にあるメニュー アイコン（...）をタップします。

  3. ［削除］をタップします。

  4. プロンプトが表示されたら、［削除］をタップして操作を確定します。

SecurID OTP認証情報に関する情報の表示

SecurID OTP認証情報の名前、シリアル番号、およびデバイス名を表示できます。

  1. Authenticatorアプリを開きます。

  2. 認証情報カードの右上隅にある［その他］メニュー（...）をタップします。

  3. ［情報］をタップします。

一般的な問題のトラブルシューティング

認証できません。どうすればよいでしょうか？

  1. PINを再入力して、正しく入力したか確認します。

    アプリにPINを入力しても認証できない場合は、アクセスしようとしているリソース（VPNクライアントなど）の［パスコード］フィールドにPINとSecurID OTPを続けて入力してみてください。

  2. 会社のセルフサービス ポータルを使用して、SecurID OTP認証情報が無効、ロック、または期限切れになっていないかどうかを確認します。いずれかに該当する場合は、ITヘルプ デスクにお問い合わせください。

  3. それでも認証できない場合は、ITヘルプ デスクにお問い合わせください。

PINを忘れたか、第三者にPINが知られてしまいました。

PINをリセットする必要があります。会社が用意したセルフサービス コンソールを使用するか、ITヘルプ デスクから指示されたその他の方法を実行してください。

ネクストOTPを入力するように求められます。これは何を意味しているのでしょうか？

PINとSecurID OTP認証情報を入力した後、ネクストOTPの入力を求められる場合があります。その場合は、以下の手順を実行します。

  1. アプリで、SecurID OTP認証情報の横にある矢印をタップします。

  2. アプリに表示されているネクストSecurID OTP認証情報を、VPNクライアントまたはアプリケーションに入力またはコピー（タップ）します。